【読書記録】自分の親に読んでほしかった本

読書

考えさせられることばかりでした。

私もすっかり子どもの頃の気持ちに戻って、そうそう!当時こう言ってもらいたかったんだ!と共感する事柄ばかりでした。

心に残ったポイントをまとめます。

*自分のなかの自己批判的な思考と向き合う。その声は過去に誰かから投げかけられた言葉かもしれない。内なる批判者があなたにはできないと決めつける物事に挑戦することで自信を得られる。

*子どもの汚いノートにもある一文字が整っていれば「この字がきれいに書けているところが気に入ったよ」と高く評価できる具体的なポイントを見つけて言葉にする。

*成人の鬱の最も一般的な原因は、現在の物事ではなく、子どものころに親からなだめられることがなかったせい。親から感情を受け入れられて、なだめられた経験が充分にあれば、不安の影響を受けづらくなる。

*親が子どもの感情を否定せずに向き合い、共感を示しつつ受け入れれば、子どもは自分の感情との付き合い方を学ぶ。

*子どもの癇癪は不満が原因で感情が爆発したもの。親は対話を続け、子どもの癇癪の背後にある感情を汲み取って言葉にする。子どもの望みを叶えるのではなく、不満に共感を寄せる。

*危険だったり迷惑になっているときには、「これから抱っこして外に連れて行くよ。このままでは危ないから」と伝え、実行する。

*子どもは成長の過程で嘘をつくもの。親は過剰に反応しすぎないこと。

*「10時を過ぎても外にいるなんて、お前にはまだ早い」ではなく、「私が心配だから、10時には帰宅するようにして」と自分の気持ちを明示しながら、許せる境界線を伝えておく。

*理屈のバトルをしない。「お昼の時間だから帰るよ」ではなく、「帰らなくちゃ。私はお昼ご飯が食べたいの。お昼ご飯が食べられないと私は不機嫌になってしまうよ。遊びを終わらせるためにあと5分あげるから、そうしたら帰ろう」と伝える。

*大事なことは、子どもが目を向けてもらえている、価値を認められている、理解してもらえていると感じられる関係を育むこと

あと、これは私が子どもだったころに覚えている感情なのだけど、大人が大人同士では敬語を使うのに、子どもに対しては初対面でもタメ口を使うことがすごく嫌で。

自分が大人になったら、初対面なら相手が子どもであっても敬語を使うと決めていました。

少し前に、電車のなかで出会った幼稚園生から敬語で声をかけられ、私も敬語で返事をしたとき、幼い自分との約束を守ることができたようで嬉しい気もちになりました。

あのときの気もちを忘れてないよ!って。

この本に、子どものころの大切な気もちを思い出させてもらいました。

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